初午とは?2021年はいつ?いなりの日になったのはなぜ?神様とキツネとの関係を詳しく解説!

日本人にとって重要な日の一つである「初午」。
ただ、「初午」と言う字面は見たことがあっても、その意味や由来ついては知らないという方も多いと思います。
そこで今回は「初午」とはどのような日なのか、由来と2021年の日付、「初午」に欠かせない「おいなりさん」との関係について詳しく紹介します!
初午とは?2021年はいつ?
「初午」とは、いなりの総本山「伏見稲荷大社」に、農耕の神「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」が降臨した日のことを言います。
それが全国各地の稲荷神社に広がり、豊作や商売繁盛などをお祝いする「初午祭」が様々なところで行われるようになりました。
ちなみに「初午」の読み方は「しょご」ではなく、「はつうま」です。
つまり、干支の最初の「午(うま)」の日ということになりますね。
今では干支は年を数えることにしか使いませんが、以前は日にちにも干支が使われていました。
干支は正確に言うと、「60」存在します。
だから60歳は干支が一周するという意味で「還暦」と言うのです!
日にちを数える際も同様で、60日で一回りします。
その数え方を基準に、旧暦の2月最初の午の日が「初午」になります。
2021年の初午は、2月3日です!
偶然ですが、2021年の節分は2月2日なので、節分と初午が同じ日になりそうでならなかったという不思議な現象が起きました!
初午の意味と日にちがわかったところで、初午の主人公、「お稲荷さん」について見ていきいましょう。
初午とは?いなりの日である理由を詳しく解説!
先ほどお話しした通り、初午の発祥の地は「伏見稲荷大社」です。
「稲荷」はもともと「稲生り」から派生しているので、稲を作る場所、つまり「田んぼの神様」なのです。
さらに、もう一つ「田んぼの神様」とされている存在が!
それは「おいなりさん」でおなじみのキツネ。
キツネは田んぼの敵であるネズミを食べてくれることから、「田んぼの神様」だといわれていました。
この二つが融合し、「稲荷=キツネ」という信仰が生まれたのです!
おいなりさんとキツネにこんなつながりあったとは、深いですね!!
そして、実はお寿司の「おいなりさん」は、そのキツネの大好物が油揚げだったことに由来しています。
そのため、初午の日に、油揚げに寿司を詰めてお供えするという習慣があったのです。
これがのちに現在の「おいなりさん」になりました!
「キツネ=おいなりさん」のイメージはこんなところから、始まっていたのですね!
初午の日は豊作を祝う日なので、食べ物に感謝する日でもあります。
そのため、神様に油揚げとおいなりさんを、お祝い事に不可欠なお神酒や赤飯とともに奉納し、人間たちもおいなりさんを食べるようになったのです!
ちなみに西日本のおいなりさんは、キツネの耳をイメージした形になっています。
東日本の米俵式とは違い三角形なのです!
この三角形型のおいなりさんを半分に切って、視点を変えるとキツネの顔に見えるようになっています。
これを知った時、ずっと関東で暮らしてきた私にとっては衝撃でした!!
それでは最後に現在の「初午の日」について紹介して、この記事をまとめたいと思います。
初午とは?2021年はいつ?いなりの日と言われる理由も詳しく解説!
今回は「初午」とはどのような意味か、2021年の日付とおいなりさんについても紹介しましたが、もちろん現在でもこの信仰は続いています。
伏見稲荷大社では毎年、「初午大祭(はつうまたいさい)」として、初午の日に大きなお祭りが行われているのです!
もちろん「初午大祭」は多くの参拝客でごった返すほどの人気ぶり!
米を主食とする日本人にとって、「稲荷様」は大切な神様ですからね!
2021年はコロナの影響で難しいかもしれませんが、ぜひあなたも「初午大祭」にいつか足を運んでみてください♪
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