はないちもんめの意味が怖い！歌詞の内容は人身売買で現在は学校でも禁止に！？

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日本人なら一度は聞いたことがあるわらべ歌「はないちもんめ」。

子どもの遊びとして、やったことがあるという方も多いのではないでしょうか？

ただ、「はないちもんめ」の歌詞の意味が怖いという噂もありますよね。

実はその噂通り、「人身売買」される様子を唄ったとんでもない歌だったのです！

そこで今回は、そんな「はないちもんめ」の本当の怖すぎる意味について、詳しく紹介します！

1 はないちもんめの歌詞の意味が怖い！
- 1.1 時代背景
- 1.2 歌詞の意味
2 はないちもんめの遊び方(ルール)と闇！いじめの原因となって禁止に！？
- 2.1 遊び方・ルール
- 2.2 いじめと闇
3 はないちもんめの関西の歌詞とたんす長持ちの意味は？
- 3.1 関西の歌詞
- 3.2 たんす長持ちの意味
4 はないちもんめの意味が怖い！歌詞の内容は人身売買で現在は学校でも禁止に！？～まとめ～

はないちもんめの歌詞の意味が怖い！

時代背景
歌詞の意味

時代背景

まず、「はないちもんめ」の意味を理解するために、前提として歌詞が作られた時代の背景を把握しておきましょう。

江戸時代～戦後直後の時期の日本は、今ほど飽食の時代ではありませんでした。

食べ物やお金に困るのは、日常茶飯事。

そこで、家族全員は食べていけない状況になった時に、子どもを山奥に置き去りにしたり、売ってお金を得たりするのは、そう珍しいことではなかったようです。

もちろん、12歳ぐらいになった女の子であれば、「嫁ぐ」という形で家を出ていくこともありました。

でも、これも「結納金」目当てでのこと。

「はないちもんめ」は、そんな女の子の人身売買の様子を唄った歌だと言われています。

ここからは以下の点に留意して、「はないちもんめ」の歌詞の意味に迫っていきましょう。

「花」は遊郭行きになる女の子を指す
一匁はとても安い金額の単位
かっては「買って」
負けては「安く負けて」
わからんは「安くは負けられない」

歌詞の意味

＜はないちもんめ(花一匁)の歌詞と怖い意味＞

かってうれしい　はないちもんめ（子どもを安く買えたからうれしい）

まけてくやしい　はないちもんめ（子供を安く負けられてくやしい）

となりのおばさん　ちょっときておくれ

おにがこわくて　いかれない（子買いの人が怖くて行くことができない）

おふとんかぶって　ちょっときておくれ

おふとんボロボロ　いかれない

おなべかぶって　ちょっときておくれ

おなべそこぬけ　いかれない

びんぼ　びんぼ　びんぼ（貧乏・貧乏・貧乏！）

びんぼじゃないよ（貧乏じゃないよ）

あのこがほしい（あの女の子が欲しい）

あのこじゃわからん（あの子は大切だから値引きできない）

このこがほしい（この女の子が欲しい）

このこじゃわからん（この子も無理です）

そうだんしよう（相談しよう）

そうしよう

女の子を安く買うことができてうれしい「子買い」と、子どもを安く売るしかなかった親御さん。

でも、売るなら高く売りたいから、値引きはしたくなかった。

そんなことを隣のおばさんと話していると、また「子買い」が来てしまった。

再度の値段交渉が始まり、子どもが全員買われるまで続く・・・

これが本当の意味！

怖い！怖い！怖すぎる！

自分の子供を遊郭に売るなんて、現在では信じられませんよね！

もちろん、これは女の子に限った話ではなかったようです。

男の子の方が労働力にもなりますからね。

こんな現実をなぜ子供の歌、ましてやそれを連想させる遊びとして残したのでしょう？

遊び方を考えると、上記の意味も納得しちゃいますよね。

意味が分かったところで、「はないちもんめ」の遊び方をもう一度確認しておきましょう。

はないちもんめの遊び方(ルール)と闇！いじめの原因となって禁止に！？

まず、前提として「はないちもんめ」はわらべ歌のため、地域によって差はあります。

筆者は関東の都会出身なので、その時の遊び方に合わせて紹介していきますね！

遊び方・ルール

まず、じゃんけんやグーパーなどで2つのグループに分かれる
同じグループどうしで手をつないで、向かい合う
歌い始めたら、向かい合う相手の方に近づいていき、最後のセリフで足を出す。
相手の番になったら、近づくのではなく、下がっていく
上記の繰り返し

そうだんしよう

のあとに相談をします。

内容はもちろん、誰を自分のグループに入れたい(買いたい？)か。

決まったら・・・

きーまった

○○くんがほしい

◇◇ちゃんがほしい

お互いに決めたら、呼ばれて人同士じゃんけんで解決！

勝った(買った)方が相手を奪えます。

※力づくの引っ張り合いで決める地域もあるようです。

真剣にやるなら相手がゼロになるまで(全員買われるまで？)やります。

いじめと闇

意味がわかってから遊び方を見てみると、何とも残酷な遊びですよね。

どちらにせよ、最後は一人で戦わなければいけないわけですし、いじめの原因にもなりかねません。

そんなこともあって、「はないちもんめ」は禁止されている地域もあるようです。

先ほど、「はないちもんめ」の歌詞は地域によって違うと書きましたが、関西ではどうなのでしょうか？

実は関西の「はないちもんめ」には、気になるワード「たんす長持ち」も登場します。

詳しく見ていきましょう。

はないちもんめの関西の歌詞とたんす長持ちの意味は？

まずは、「はないちもんめ」の関西バージョンを確認しておきましょう！

関西の歌詞

勝ってうれしい花いちもんめ
負けてうれしい花いちもんめ
たんす、ながもち、どの子が欲しい
どの子じゃわからん
相談しよう
そうしよう

このように、関西では「たんす、ながもち、どの子が欲しい」というフレーズが追加されます。

しかも、「たんすが長持ち」するってどういうこと？って疑問も生じますよね。

たんす長持ちの意味

実は「箪笥(たんす)」「長持(ながもち)」は、それぞれ今でいう「家具」「衣装ケース」のことを差しており、「箪笥が長持ちする」わけではありません。

しかも、箪笥と長持は、嫁入り道具でもあります。

こう考えると、より一層「人身売買説」が信憑性を増してきますね・・・

それでは最後に、「はないちもんめ」の伝承について、改めてまとめていきたいと思います！